ふらくちゅえいしょん

いつまで経っても古いロックと少女マンガ漬け

Psychedelic music

先週はサイケデリック音楽史上、重要なアルバムを2枚購入しました。サイケもブリティッシュサイケが好みなのですが、偶然見つけたこのアルバムは購入せざるを得ません。いやいや、まさが見つけることが出来るとは思っていなかったので、見つけたときは、ちょっと小躍りしてしまいました。

その2枚とはアルバムタイトルに"Psychedelic"という文字を入れたアルバムです。






The Deep - Psychedelic Moods

Blues Magoos - Psychedelic Lolipop
先日発売されたディスクガイド本「Psychedelic Moods」によると"Psychedelic Moods"が一番早いようですが、メジャーから発売された"Psychedelic Lolipop"も重要なアルバムでしょう。

事実、Deep Purpleの"Black Night"は間違い無くBlues Magoosの"(We Ain't Got)Nothin' Yet"に影響されたモノでしょう。というか、パクリと言っても良いくらいだと思います。それだけ大ヒットして、耳にする回数が多かったのでしょう。
しかし、このヒット曲だけでなく他の曲も素晴らしい曲が多いです。というかサイケデリックな視点では他の曲の方がはるかに良いと思います。アッパーからダウナーまで多様な音楽が楽しめます。

ガレージバンドが時代の先端を求めて作り上げた音楽は紛れもなくPsychedelicな音楽でした。購入したCDは日本盤だったのですが、いかんせん古い時のマスタリングで音がしょぼいのが残念です。リマスターも出ているみたいですね。

一方の"Psychedelic Moods"のイメージはちょっとひねくれたアーティストがスタジオで音を作り上げた、と言った感じです。スタジオギミックをふんだんに取り入れて、Psychedelicと言われて、イメージされる音がここには全て取り込まれています。


おどろおどろしい表のジャケットと、裏面には"Not Recommended For Children"の文字が。そりゃこんな音楽は子供には聴かすことが出来ません。1曲目からSEのようなドラムの音や、キンキンと響くギターに、うなるようなギターの音。ポップであることをみじんも目指していないヴォーカル。

とにかくそれぞれの曲が印象的で、油断するとあっちの世界に引きずられてしまいます。そんなわけでたまにしか聴くことが出来ないアルバムですが、何度もアルバムだけが良いアルバムではないよ、と言うことを思い知らされます。

購入したCDはステレオミックス、モノミックスの両方が含まれているので、お買い得でした。

残された"Psychedelic"の文字が入った重要なアルバム13th Floor Elevatorsの"The Psychedelic sounds of"は今年にリマスター盤が出るようですので、そちら待ちです。Singleコレクションは購入したので、発売されるまで、これで我慢です。