ふらくちゅえいしょん

いつまで経っても古いロックと少女マンガ漬け

縞あさと - 魔女くんと私

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内容紹介(Amazonから)

凪の隣の席の転校生・真白には秘密がある。彼は現代では珍しい"男の魔女"だった…!!「女の子の中には魔法がある」───男の魔女は女の子に触れないと魔法が使えない。だけど真白は女子アレルギーで!? 触れられないけど、君に触れたい…じりじり近づく2人の距離は…。苛めたい系赤面男子・魔女くんとの恋、始まります! 2017年1月刊。

初単行本!!

まってましたの縞あさとさんの単行本。他の作家さんのアシスタントで名前が載っていたときくらいから気になっていた作家さん。最近のLaLaっぽい絵柄で、棲み分けが難しいかなとかってに思っていました。しかし「魔女くん」という言葉で縞あさとさんの抜群のセンスがわかります。男の魔女なんて発想はなかなか湧きません。そこから女の子に触れないと男の魔女は魔法が使えないという、絶妙な設定が生まれてきたのですね。素晴らしいです。

凪と修平

この二人の関係は完全な幼なじみ、としたこところも物語をシンプルにして、面白くしている要因です。ここで恋愛感情をつくってしまうと、せっかくの修正のキャラクターをつぶしてしまいます。

真白を避ける凪

あることがきっかけで真白を意識し始め凪。ことあるごとに真白を避けてしまう凪がかわいすぎる。こんなふうにその理由がわからず、もんもんとしたり、ふとした瞬間にその理由がわかる様を描くのが少女漫画の魅力の一つ。「魔女くんと私」にはそのベストシーンが描かれています。それを読む価値は十分にあります。



魔女くんと私 (花とゆめCOMICS)
縞あさと
白泉社 (2017-01-05)
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