ふらくちゅえいしょん

いつまで経っても古いロックと少女マンガ漬け

Paul McCartney VIP SOUNDCHECK Package 購入

Paul McCartneyが来日が決まり、ファンクラブ経由で早々に東京3日間のチケットを確保してからは、なるべく情報を得ないようにしていました。1人で静かにその日を迎えようと思っていたからです。

土曜日、日曜日に開催されることを期待していた大阪公演も平日になり、どうしても仕事の都合上、東京の1日しか見に行くことが出来なさそうで、どうしたものやら、と悶々ともしていました。

唯一、情報を得ていたのは友人のFacebookでの書き込みで、気になり続けていたのがVIP
チケットの存在でした。VIPチケットとはPaul McCartneyがライブ本編前に行うサウンドチェックを見ることが出来る、さらにサイドセクションの最前列でライブを見ることが出来るチケットで、値段は10万~20万程度というものです。

その値段の高さから自分には全く無関係だ、と思い込ませていました。

しかし。しかし。9/14に友人の"Japan Tour VIPtickets On Sale Start!!!!!"の一言で目が覚めました。

書いてあったリンクに飛ぶと、3種類チケットが有り、"Front Row SOUNDCHECK Package","SOUNDCHECK Package"、"SOUNDCHECK UPGRADE"とありました。

Front Row SOUNDCHECK Package
Package to include:
- One front row ticket, floor side section
- Invitation to Soundcheck see "CONDITIONS OF SOUNDCHECK" below
- Paul McCartney merchandise item
- Collectible laminate
- Onsite event staff

SOUNDCHECK Package
Package to include:
- One premium ticket, center floor rows 3-5
- Invitation to Soundcheck
see "CONDITIONS OF SOUNDCHECK" below
- Paul McCartney merchandise item
- Collectible laminate
- Onsite event staff

SOUNDCHECK UPGRADE
- Invitation to Soundcheck *see "CONDITIONS OF SOUNDCHECK" below
- Paul McCartney merchandise item
- Collectible laminate
- Onsite event staff

こんな感じでした。最前列で見ると言うのも心ひかれましたが、今までのライブでの経験上サイドセクションでライブを見ると、音のバランスが良くないというのがあったので、ここはセンターセクション狙いだろう、とか勝手に考えていました。

その後、Paul McCartneyのサイン本を購入したときと同じように家族にごめんなさいをして、震える指で"SOUNDCHECK Package"を購入しました。

購入後に、郵送とか選ぶ項目や、サウンドチェックがいつから始まるか書いてなかったな、と気が付きキョードー東京に慌てて電話をしていろいろと聞くと、全くの未定とのこと。オペレーターの人の戸惑いがこちらにも伝わってきました。相当混乱していた状況でサイトがオープンしたようです。

無事に手続き完了メールを受信して、喜びと同時に寂しさを感じました。Paul McCartneyがツアーを再開する度に、これが最後のツアーと言われ続けていました。2002年のツアー時にはそんなことはないだろう、またいつか来てくれる。だって"またね!"と言ってくれたのだから。

その後、Purple Chickが縁でBeatles関連の友人が二人も出来て、順調に音楽を楽しんでいたのですが、2007年頃から今に至るまで体調を崩し続け、正直昨年まで音楽を純粋に楽しめる瞬間がありませんでした。

文字通り自分の首を絞め、1ヶ月入院した後に、おそるおそる聞いた音楽は言葉に出来ないほど素晴らしいものでした。買ったまま封を切っていなかったBeatlesのStereoリマスターに心を奪われ、Paul McCartneyアーカイブシリーズにドキドキし、偶然"Rock Show"の劇場公開時に友人と初めて会うことが出来たという興奮する出来事が続きました。

そのようなこと、そして、「これが最後だろう」と思うのではなく、その瞬間のPaul McCartneyのライブを楽しもうと"Out There"のツアーの音源を追い続けることを決めたのでした。

いろいろな情報が錯綜したなか決まった来日。全部行けるとわかっていないにもかかわらず購入したチケット。最終的に購入した"SOUNDCHECK Package"。もちろんその日を順調に迎えるに超したことは有りませんが、その日に自分が存在しなくても、きっと幸せだったと言えます。

なぜなら、Paul McCartneyの新譜が出ることを知っているのだから。その希望を持ち続けられるのであれば、どんなに幸せなんだろう。自分でもよくわからない感情の中、ライブのその日を迎えるのでしょう。

きっとPaulはライブの最後に「またね!」と言ってくれます。それを聞いてしまえば、次の可能性を考えてしまいます。果てしなきPaulへの想いは続くことでしょう。

個人的な想いの大きな総決算のライブになることは間違い無いでしょう。

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日本語サイトでは抽選ですが、英語サイトでは先着順です。まだ"SOUNDCHECK Package"の一部会場は購入可能です。

英語サイト

日本語サイトは抽選です。ライブ本編の席も英語サイトと異なっています。

日本語サイト