帯には「最新作にして最高に面白い」と書いてあるが、はたして…。
3巻から4巻までは、確かに面白いことは面白かったけれど、どことなく予定調和な感じがしていた。主人公が霊感を持ち、その父親が陰陽師ということで、ストーリーの流れ(幽霊退治)なのは仕方がない。主人公が親を嫌って、跡を継ぎたくない、というのもちょっとありがち。
でもそこはさすが那州雪絵。
5巻での話の動かし方は見事。あっという間に話に呑み込まれた。5巻が発売されたばかりなのに、早くも6巻を読みたくなってしまう。
帯を見ると続きは次回発売のウイングス6月号で読めるらしい。商売上手だね。