杉本亜未さん、待望の横浜が舞台でのマンガ。吉野大作さん関係で知ったのか、マンガが先か、記憶が定かではありません…。しかし、そのころから横浜を舞台にしたマンガを読んでみたい、と思っていた自分にはうれしいマンガです。
マンガの本筋から外れますが、野毛あたりはゲイの町です。横浜のライブハウスでよく出会う知人が「野毛の"ゲ"は"ゲイのゲ」と言うくらい、結構そのようなお店があります。地元住民くらいしかわからないと思うのですが、このような細かい設定にリアリティを感じることが出来ます。
私も横浜に住んでそんなに時間は経っていませんが、新華僑のお店に伺うのはまれです。でも少しずつ中華街も変わってきているのですね。
さて、本編。
まだ話は序盤ですが、連続殺人事件を題材としたミステリーです。ほんの少しBL風味がありますが、まったく気になりません。
杉本亜未さんのお話で魅力的なのは、一気通貫してマイノリティに対しての暖かいまなざしです。そこはそんじょそこらのBLやLGBTを題材とした話が裸足で逃げ出します。
はやく2巻を読みたい限りです。
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