文句のつけようのないラストです。
全7巻というコンパクトな長さのなかで、全く無駄の無い物語の構成、入念な調査のもとの時代考証(お話の中では「メイヂ」ですが、明らかに明治時代です)、説得力のある画力のなか、所々で挿入されるマンガというフォーマットを忘れていないコミカルな絵。
身分違いの恋という少女マンガでは王道すぎるテーマをここまで完璧に描ききった作品は近年無かったように思えます。
未読の方がいたら、完結したいまこそ一気読みして、この感動を分かち合いたいです。
パレス・メイヂ 7 (花とゆめCOMICS)
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久世番子
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