僕が聴くのは初CD化以来のリマスターです。なんと自然でしなやかな音なんでしょう。ツアーを前提としたはつらつとした"Hari’s On Tour (Express) “の演奏は見違えるような音に聞こえます。
A面ではしわがれ声があまり目立たないのですが、"Ding Dong, Ding Dong"、"Dark Horse"は目立ちます。このような声での録音は本当に残念です。屈指の名曲"Far East Man"もあるので、もう少しレコーディングにかけられる時間があればもっともっと良いアルバムになったのに、という思いは拭えません。
インナーと内袋。そしてレーベル。B面レーベルはOliviaの顔です。やはりレーベルカードのほうがうれしいですよね、A面とB面が違う場合は。両方見ることが出来ますから。
このアルバムの発売後、1974年の秋から冬にかけてGeorge Harrisonはアメリカツアーにでます。僕の手元には40公演ほどの録音があります。それぞれ聴いてみると全体的に反応が良い公演が多いと思います。結局は評論家からの酷評がここまで1974年ツアーの印象を悪くしてしまったのではないでしょうか。
1974年ツアーの動画です。今ではこんなに出回っているのですね。
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ジョージ・ハリスン
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