ふらくちゅえいしょん

いつまで経っても古いロックと少女マンガ漬け

久世番子 - パレス・メイヂ 6 巻

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内容紹介(Amazonから)

平和な帝都を襲った未曾有の大災害は人々の心に大きな爪痕を残す。そんな事件から数か月後…気落ちする御園が久しぶりに出会った人物から聞いた、彰子の昔話とは…?少女帝と少年侍従の近代宮廷ロマンス、再起への第6巻。 2017年1月刊。

強さ、弱さ、優しさ

このマンガは彰子と御園の成長の記録です。二人が出会い、時を重ね、想いを紡ぎ、別れる。人との出会いというものは、己を、お互いを成長させます。もし、その結果、別れたとしても、思いを遂げたとしても、「昔はいろいろとあったね」と思い出すことが出来る甘美な時間だと思います。

そのような甘美な時間が次巻で終わってしまうととても寂しくもうれしくも思います。

夫婦は表情も似てくると言いますが、思いが通じた者通しも表情が似てくるのではないでしょうか。本巻のラストシーン。御園の覚悟の表情は彰子そっくりです。



パレス・メイヂ 6 (花とゆめCOMICS)
久世番子
白泉社 (2017-01-20)
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