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ふらくちゅえいしょん

いつまで経っても古いロックと少女マンガ漬け

Paul McCartney - 2013-11-18 / 19 / 21 Tokyo Japan

music music-Paul McCartney music-live

Paul McCartneyの来日ツアーが終わって1週間とすこし。ようやく体調も戻り、記憶があるうちにとりとめも無く、文を書いていこうと思います。個人的な感想ですので、評論的なことは一切ありません。気分を害する可能性がありますので、ご注意くださいませ。



ではなぜ公表するのか。自戒のためです。


来日するという噂を聞いたのが6月下旬。たしかその後すぐに東京3日間のチケットを購入した記憶があります。何社か内定を頂いていた中から、いくつか候補を選び、ラストスパートをかけるころでした。きっと3日はすべて行くことが出来ないだろう、と思いながらも、もしかしたら行けるかも、というかすかな希望で購入しました。


9月から入社した会社は10:00~19:00が定時でした。入社2日目から新規プロジェクトを任され、カットオーバーが11月中旬と聞いて、まさか1日も行くことが出来ないかも…との不安がよぎりました。出来るだけ前倒しをしようと、帰宅が日をまたぐことが多くなりました。


月に一度、かならず通院しなければいけないことは会社に伝えていたので、一日は行けるかも知れない。すこしスケジュールに余裕が出てきた頃、VIPチケットの販売が販売されることを聞きました。情報を聞いたとたん、家人にごめんなさいをして、パソコンを起動するのももどかしく、iPhoneからチケットを購入しました。


10月に秘密の会に招待され、来日するという実感がわき始めたのですが、このころ仕事がいろいろな事情でコントロール不能状態となり、見通しがつかなくなりました。それを良いことに、二日間の早退と、一日の有給を頂きたいと、上長につたえるとあっさり許可が。プロジェクトは社長と行っていたので、社長にも伝えるとあっさりと許可が。何を悩んでいたんだろう、と思うくらい3日間見に行けることとなりました。そしてあわよくば福岡もと、期待は膨らむばかりです。


そして素晴らしすぎる"NEW"を、そのプロモーションライブを堪能しつつ、徐々に情報を得ないようにしてました。過去3度の来日とは違い、まっさらな状態でライブを迎えたかったのです。どうしても看過できなかったことに首を突っ込んでしまいましたが…。


そんななか急に浮上してきたのがフィリピン/セブにある支社への視察・社員旅行。まさかの11/13~17という日程。福岡に行くことが出来なくなったと同時に、体力的にライブを見に行くかどうかが不安になってきました。結果的にセブではカジノの生バンドの横で踊っていたらセンターに呼ばれたとか、ポールダンスを女の子と一緒に踊って同業他社の社長から笑われたとか貴重な体験をして参りました。


あまりのハードスケジュールに東京初日の直前はまったくライブに行くという高揚感がありません。18:00に退社し東京ドームに向かっても気持ちが上がってきません。席についてもでした。時間がわからないように腕時計を外して、オープニングのDJセットを聞いていたとき、ふっと家人に言われたことを思い出したのでした。


Paul McCartneyのライブに行けなくても良いの?」


約一年前に自殺未遂と自殺企画を繰り返した記憶の無い2日間に、家人が自分を静めるために問いかけた言葉です。おそらく絶叫で問いかけたのでしょう。それに対して私は、そんなものはどうでもいいと答えたそうです。答えたことも記憶にありません。私がどれだけPaulのことを好きだと理解しての問いかけだったのでしょう。幸運にもいま生きていて、Paul McCartneyのライブが始まるのを待つばかりの、その瞬間に思い出したのでした。1ヶ月の入院と数ヶ月のリハビリ、今に至るまでのケアで本当に感謝していること、家人がいなければこの場にいることが出来なかったこと。あぁ、生きているって、今を生きているということはこういうことを言うのか、また、東京ドームの席に座って待っているということが相まって、体を震わしてライブが始まるまで泣いていました。


11/18の初日は泣いてばかりのライブでした。Facebookにはライブ終了後にこのように書いていました。



開演前に急に個人的な出来事と、Paul McCartneyのライブを見られることがオーバーラップして、一人でひっくひっくと泣いていました。


"Maybe~"では家内のことが。"Hey Jude"では自分のことが歌と一体となり、号泣してました。


アンコールでは聴きたくて聴きたくて仕方が無かった、1990年以来のメドレーで涙を流していました。


Paulの最後の言葉。"See you next time!"でまた涙。あと二回。あと二回、会えるのです。


こんなに幸せな時間はありません。




11/19はサウンドチェックを前列2番目で楽しみ、本番のライブはまさかのセンターブロック3列目でした。隣の席のかたが有名なファンで、私の知人を知っているとのことで、いろいろと話をし、ライブでは二人して顔を見合わして歌うとかして、思い切り贅沢なライブを楽しみました。録画カメラが私を写していたので、"NEW"のcubeを差し出したりしていましたが、あまりにもカメラを向けるので、邪魔でした…。スクリーン用のカメラにも2度ほど映っていたようで、そのことを知人に教えていただき、嬉しいやら恥ずかしいやら。そのことも嬉しかったのですが、2回ほど、Paul McCartneyと目が合ったことが嬉しかったです。


あまりにも楽しすぎるライブで、本当にあっという間に過ぎ去ったライブでした。いま振り返ると東京3日間ではベストなライブだと思います。



11/21。とうとう最終日です。


日付が変わった頃にFacebookに投稿した内容です。



ライブが始まる前から号泣していた初日。


東京ドームという大きな会場でも、センターブロック3列目はライブハウスと同じだと、初めて知った二日目。二回、目があったことは二度と忘れません。


そして日本ツアー最終日の三回目。きっと締めはあの言葉でしょう。それを聞くことが出来るだけで、また日本で待つことが出来ます。


余り遅いと追いかけて行きたくなるけど、やはり日本で見たいのです。


明日の今頃は一人抜け殻になっていると思うので、今、独り言します。


あなたからは貰ってばかりだから。この言葉は届かないけれど、精一杯のお返しです。


僕の人生を変えてくれてありがとう。


僕の人生の大切な一部です。




3日目、スタンド席で落ち着いて見ることが出来ると思っていましたが、周りのお客さんにつれられて、大興奮で見ることが出来ました。やはりニューアルバムが受けるというのはファンながら嬉しいものです。前の列に座っていた老夫婦が楽しそうに"Save Us"で盛り上がっているのです。


私も同様に泣くことなくライブを楽しんでいました。しかし"Let It Be"のイントロが流れ出した瞬間に涙が止まりません。理由はわかりませんでした。"Hey Jude"でも初日同様に泣いてしまっていて、リフレインを上手く歌うことが出来ません。


アンコールが終わり、Paulがステージに1人で"See you next time! またね!"と言ってくれたので、精一杯大きな声を張り上げました。


自宅に帰り、家人に感謝の言葉を伝えました。ここ数年、好き勝手生きてきたこと、とくにPaul McCartney関連では散財したこと。そのほかは音楽関連は月に4~5万円くらい、まんがは昨年だけで240冊という膨大なお金を。衝動買いで車も買いました。プラス技術書代は上限を設けず、買い続けたこと。


そんな生活も終わりにしなければいけません。その時期としては良いタイミングです。ささやかな趣味として音楽を聴いていこう。Paul McCartneyから貰ったものも大きいけれど、家人から貰ったものはもっと大きいのです。大切にしてもらっているのだから、行動で示そうと思います。そんな感謝の言葉です。



Oh yeah! alright!Are you gonna be in my dreams tonight


And in the end the love you takeIs equal to the love you make