ふらくちゅえいしょん

いつまで経っても古いロックと少女マンガ漬け

佐々木拓丸 - Eから弾きな。 2巻

内容紹介(Amazonから)
1ヵ月後のライブへ向けて、猛特訓を重ねるギター初心者・神谷三蔵。リハーサルのでき次第では、ライブへの参加は見合わせられ、チケットの払い戻しを全額負担する羽目に。さらにはバンドの解散も約束させられ、三蔵は決意する。バンドの先代ギタリスト・黒崎に「吹流」へ戻ってもらおうと。だが、事情を知った黒崎は三蔵の提案を一蹴、もっと「ロック」に身を投じろと進言。なぜか今度は黒崎宅でギターの特訓が始まってしまう。

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単純に演奏しているシーンがかっこいいです。それだけでも見物です。やはりバンドものは演奏しているシーンがかっこよくないと、読む気がなかなか起きません。

この巻では、それまで「吹流」のためにギターの練習をしていた三蔵の気持ちが、大きく変わっていくシーンが描かれています。

少し事情が違いますが、私も初心者同然で3ヶ月後のライブに向けてキーボードのパートを任されたことがあります。コードを押さえるのも覚束なかったのですが、なんとかライブに間に合い、いやへたくそなままでしたが、ライブを行ったことがあります。そのバンドには1~2年ほど参加していましたが、面白い経験をさせてもらいました。

自分もそうでしたが、どんどん楽しくなるのですね、誰かと演奏していくと。

その感覚を三蔵がうまくフミに伝えられず、悶々と黒崎と話をするシーンは、なかなかの名場面です。

次巻はとうとうライブが開始です。どんなライブになるのか、楽しみです。


Eから弾きな。(2) (イブニングKC)
佐々木 拓丸
講談社 (2013-07-23)