ふらくちゅえいしょん

いつまで経っても古いロックと少女マンガ漬け

椎名橙 - それでも世界は美しい 4巻


内容紹介(Amazonから)
トハラの試練に命懸けで挑むリビ。一方、監禁されたニケは…!? 雨の公国編クライマックス! 2013年4月刊。

-----

良いです。すごく良いです。誰かにオススメの漫画を教えてくれと言われたのであれば、いの一番にオススメします。

帯に書いてあるのは「想いあう度、強くなる夫婦の絆。」ですが、「絆」と一緒に徐々に恋愛度が増しているところが良いです。恋愛のプロセスとして通常は、「出会い」-「恋愛」-「結婚」だと思うのですが、ニケとリビはこのプロセスがごちゃ混ぜで、混乱しています。その混乱を一つ一つ紐解いていく様を読むのが、とても面白いです。

その紐解くストーリー展開の上手さに心奪われていましたが、2回目を読んだときに気が付いたのが、台詞の洗練さかげん。無駄な台詞がありません。必要最低限でぴしっと話が伝わってきます。もともと台詞が少ない描き方をする人だとは思っていましたが、巻を追うごとに洗練されてると思います。どこまで成長して行くのか、楽しみで仕方が無いです。

おまけ漫画の「概ね、世界は美しい」も面白いですし。しかしお風呂シーンの「カポーン」といい、実は私と同年代くらい??