ふらくちゅえいしょん

いつまで経っても古いロックと少女マンガ漬け

慎本真 - 君といただきます

内容紹介 (Amazonから)
友達のいない日乃はランチタイムもひとりぼっち。ある日、知らない男子が目の前でお弁当を食べ始め!? ぼっちの救世主・芦花君のフレンドリーさに戸惑いながらも、日乃の毎日は変わりだして…。「コムギと世界の料理君」「ほほえんで、ミドリ君」も収録☆ 2013年2月刊。

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記憶が確かであれば、LaLaの読者コーナーでイラストを担当されていたかたです。随分と長い事担当されていた気がします。

表題作はLaLa掲載時に読みまして、久々の再読となります。少女漫画によくいる男の子のタイプですが、全く嫌味を感じません。女の子もモジモジタイプですが、不思議と嫌いではありません。二人の行動が慎本真さんも書かれているとおり「純粋(ピュア)」に基づいて行動しているからでしょう。

物語のイントロもエンディングも好みです。やはり物語のパーツは描かれる意味がないと面白くありません。その意味でかなり丁寧に描かれています。構成上もこのエンディングで完璧です。下手に連載が続かなくて良かったと思います。

それにしても、慎本真さんといい、豊田悠さんと言い、白泉社で成長させるべき作家さんが、他社さんで描かれているのはなぜなのでしょう…。白泉社のファンとして先行きがすこし不安です。