恥ずかしいことですが、丸戸史明さんの名前は「WHITE ALBUM2」をやるまで知りませんでした。最後にやったノベルゲームが「WHITE ALBUM」だったこともあり、その続編が出るので、久しぶりにやったのが「WHITE ALBUM2」でした。やりはじめて、またいくつかのルートをクリアして、これはものすごいストーリーだ！と気がついて、初めてシナリオライターの丸戸 史明さんの名前に気がつきました。
「WHITE ALBUM2」については至る所で語り尽くされていますので、詳細はそちらに譲りますが、純粋な恋愛ものの18禁ゲームとあなどってはいけません。だいたい9000円程度で買えるようですので、恋愛映画4本分以上の価値はあります。私はこのゲームで数え切れないほど、号泣しています。感動しています。
そんな素晴らしいシナリオライターの方が、初のライトノベルを書くということで、当然のように購入。これはその２巻目となります。
内容はぐっと中高生をターゲットにして、なおかつオタクカルチャーを前面に出してきています。消費型のオタクが自分好みのゲームを作るために、周りを巻き込むなんて、今の世の中、どこにでもありそうなストーリーです。
が、ストーリーの立て方、キャラクターの描き方。凡百な物書きが裸足で逃げ出すような、引き込まれるストーリーを作られています。
お約束な展開が多いのですが、それが待ち遠しく感じてしまいます。そして予想した展開を裏切られ、読めば読むほど満足する、希有なライトノベルだと思います。
伏線を重ね、回収し、さらに伏線を貼る。読んでいてこんなに楽しい気分になれるなんて！
コミカライズも３誌に渡って展開するようですし、当然アニメ化も狙ってますよね。とにもかくにも続きが気になるライトノベルです。
そういえば、友人が深崎暮人さんからサインをいただいていたっけ。うらやましい！
冴えない彼女の育てかた
WHITE ALBUM2 introductory chapter (PC)
WHITE ALBUM2 closing chapter (PC)
