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ふらくちゅえいしょん

いつまで経っても古いロックと少女マンガ漬け

羅川真里茂 - 朝がまた来るから


待望の新作。待ってました。「しゃにむにGO」では長編作家としての才能を存分に発揮していましたが、個人的には短編~中編のほうが好きな作家さんです。赤僕も短編の連作と言った感じだったし。

掲載誌が別冊花とゆめだったということもあり、ちょっと対象年齢が上の短編集。
帯に「罪」をテーマにしたモノと書いてあったので、ちょっと今の精神状態では読むのが辛いかな、と思ったのですが、羅川真里茂のとても大きな優しさがつまっていました。表紙のイメージ通りです。

人というのはどこかに優しさが有る、そんな救いがある話ばかりでした。ささくれ立っている自分の心に染み入りました。

平々凡々に暮らしたい、という自分の気持ちを壊した人々を許す気にはなれませんでしたが、そんな人々に持っている怒りはすこし収まった気がします。

そう。明けない夜は無いのです。

朝は必ずやってくるのです。

短編連作集として最上の作品です。素晴らしい。