読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ふらくちゅえいしょん

いつまで経っても古いロックと少女マンガ漬け

Pretty Things ライブ

music music-The Pretty Things

SN3J0180.jpg

待ちに待ったThe Pretty Thingsのライブ。先行入場が出来るということで、18:00に開場にと同時に入場。中央2列目を確保。一番前を取りたかったけれど、物販でもたもたしてしまった。物販ではポスターとTシャツを購入。

19:00からThe Mlchicksというバンドが前座で出てきた。ギターのDick Taylorが参加すると聞いていたので、わくわくしながら待っていたら、ベースを持っての登場だった。その驚きとDick Taylorがそこにいるという事実に涙が出てきた。Rollings Stonesを脱退し、Pretty Thingsを結成し、ブリティッシュロックの伝説がそこにいるのだ。あまりのかっこよさに呆然としてしまった。最近の写真を見ておじいちゃんになったなぁ、とか思ってごめんなさい。あっという間に30分のセットが終了。黙々とベースの指板を見て弾く姿は本当にかっこよかった。

19:40ころにFadeawaysという日本のバンドが登場。GaragePunkと言った感じでかっこよかった。まさか"Midnight To 6"を演奏するとは思わなかった。オーディエンスは大喜びだったけれど。

20:20頃、前座が終了して、カーテンの向こうからギターからの出音が聞こえてきた。そう、やっとPretty Thingsの登場だ。カーテンが開くと、そこにはPhil May、Dick Taylorがいる。忘れがちだけれど、EnglandのFrank Hollandもいる!PhilのRoadrunnerの声からもう訳がわからなくなってしまった。だって、目の前にPretty Thingsがいるんだもの。手を伸ばせば、届く距離に!

訳もわからず、声を上げて、腕を振り上げて、ライブを思い切り楽しんでいた。知っている曲を次から次へを演奏してくれる。こんな多幸感はPaul McCartneyのライブでも味わえなかった。PAの音より、アンプからの音が良く聞こえるほどの距離だもの。こんなにわくわくするってことはそうそう無い。

セットリストはPhil May、Dick Taylorがいる時のものだと思っていたので、"Freeway Maddness"から"Havana Bound"を演奏してくれるとは思わなかった。あのイントロが弾かれた瞬間に大声を上げてしまった。周りは曲がわからなくてポカンとしていたようだ。そんなことはおかまいなしに、一緒に歌っていたら、Phil Mayが自分の目の前に来て、自分にマイクを向けてきた! 何これ! 歌えってこと?

へたくそな音程で英語も怪しいけれど、とにかく大きな声で歌ってやった。1フレーズだけかと思ったら、2フレーズ目もマイクを向けられた。だから歌ったよ。マイクを向けたPhilが嬉しそうにしてくれているのが、本当に嬉しかった。歌い終わった後、Philが"Good !"って言ってくれた。僕も大きく腕を振り上げて、感謝を伝えた。気がついたら、目頭が熱くなっていた。

唯一の難点はあまりにもステージが近すぎで、セットリストの紙が見えたことくらい。Dick TaylorもFrank Hollandもギターはアンプ直結でものすごい良い音がしていた。世界レベルというものを目の当たりにして、とにかく興奮した。Philは終始、楽しそうに歌っていた。声に衰えなんて感じなかった。

とにもかくにも、聞きたかった曲ばかりで、本当にあっという間に時間が過ぎていった。あまりにうれしさにどうして良いかわからないから、曲にあわせて体を動かし、腕を上げ、歓声を上げ続けていた。初期も好きだけれど、中期以降がより好きな自分にとって、中期の曲がセットリストに含まれていたのは本当に嬉しかった。

アンコールにも応えてくれて、最後の曲はもちろん"Rosalyn"。どこかのパンクバンドかと思わせるような演奏ぶりと、オーディエンスの盛り上がりよう。素晴らしい。このまま終わるのが悔しい、と思っていたら、またPhilがマイクを自分に向けてきた。なんだ、このサプライズは!さすがに"Rosalyn"という有名曲だったので、まわりのオーディエンスも大声で歌っていた。でもマイクは自分の目の前だ。嬉しすぎる!

最後の最後にまでサプライズがあった、ライブ。個人的な想い出としても、演奏のレベルとしても、エンターテイメントとしても、過去最高のライブだった。何度も行ったPaul McCartneyより最高だった。

終演後、アンコールを求める拍手が鳴り止まなかったのは、それだけ素晴らしかったライブだったのだ。