ふらくちゅえいしょん

いつまで経っても古いロックと少女マンガ漬け

橘裕 - ガッチャガチャ 7巻

短編が素晴らしい。




時々思い出したようにLaLa本誌に連載がありますが、本誌よりはLaLaDX。DXよりはメロディ。メロディよりはヤングアニマルと、どんどん少女マンガのメインストリームから外れて、青年誌が一番似合っていると思います。
これはメロディに連載されているモノで、健気で一途な女の子が主人公ですが、それよりもあくの強い準主人公や脇役もからんで話が広がっていくマンガです。
この7巻では素子の話は2話収録されていますが、好み的には当然第1話目。静かなオープニングから、素子とサエの再会。それを見る友里。素晴らしい。少女マンガのフォーマットを使用しているのだけれども、かるくそのフォーマットを超えている素晴らしいオープニング。
台詞も短すぎて、効果をねらいすぎているなと、すこし感じたけれど、素子のこれまでを考えれば格好良く見える。
青年誌でコメディタッチではなく、50ページほどのシリアスな恋愛モノを書いて欲しいものです。でも良い掲載先が思い当たりません…。やっぱメロディか…。